眠っていた大粒シトリントパーズが光り輝く!3DCADと職人技で蘇るK18太陽のペンダント

ネックレスチェーンを通し、お客様が胸元に着用された大粒シトリントパーズとダイヤモンドのK18ペンダントトップ。

デザインが古くなってしまい、身に着ける機会を失ってしまったジュエリー。皆様のご自宅にも眠っていませんか? 「地金の枠だけは売ってしまったけれど、思い入れのある宝石だけが手元に残っている」という方も少なくありません。

今回ご紹介するのは、そんなお客様からお預かりした、大粒の「シトリントパーズ」を主役にした華麗なジュエリーリメイク(改作)の物語です。

「宝の持ち腐れ」から始まったご相談

お客様がお持ち込みくださったのは、非常に大粒で、透明感と深みのある美しいイエローが印象的なシトリントパーズのルース(裸石)でした。

枠から外された、大粒で透明感のあるオーバルカットのシトリントパーズのルース(裸石)。
元の古いデザインの枠から取り外され、ルースの状態で眠っていた大粒のシトリントパーズ。

元々は存在感のあるペンダントだったそうですが、デザインがどうしても一昔前の印象で古臭く感じられ、枠の地金だけを売り、石だけをお手元に残されていたそうです。 「このまま引き出しに眠らせているだけでは、まさに『宝の持ち腐れ』。何か素敵なデザインに生まれ変わらせることはできますか?」と、ご相談をいただきました。

心を動かしたエファーナ「推し」のデザイン

デザインを検討する中で、お客様の目に留まったのが、以前にエファーナで製作させていただいたオリジナルのペンダントデザイン…。

エファーナの公式サイトに掲載されている、ローズクォーツとベビーパールをあわせたK18ペンダントの製作事例ページ。
今回のデザインベースとなった、エファーナ渾身のローズクォーツ&ベビーパールペンダント。

それは、ほんのりピンク色のローズクォーツの周囲を、可憐なベビーパールと繊細なゴールド細工で囲った、エファーナとしても大変おすすめしている華やかなデザインです。

★☞(過去のストーリーはこちら:K18ローズクォーツ&ベビーパールペンダント製作物語

「この華やかな枠をベースに、私のシトリントパーズで作ったらどうなるかしら?」 お客様のワクワクした笑顔とともに、さっそくリメイクプロジェクトが始動しました。

デジタルとアナログの融合:3Dデザインとプリント

まずはお預かりしたシトリントパーズの縦・横・厚みを精密に計測。今回は周囲の細工をパールから「ダイヤモンド」へと変更し、よりモダンで洗練された高級感をプラスするカスタマイズを行います。

3D Builderの画面上で、シトリントパーズのペンダントトップの立体枠データを配置し、3Dプリントの準備をしている様子。
3D Builderを使用し、3Dプリンターで出力するための高精度な枠データを最適化。

計測データを元に、3DCADで専用のペンダント枠を設計します。データが完成したら「3D Builder」などのソフトを用いて、3Dプリンターで出力するための配置やサポートの準備を整えていきます。

3Dプリンターで出力されたグレーの樹脂製ペンダント枠の原形に、シトリントパーズを仮あわせしている様子。
3Dプリントが完成。樹脂原形とシトリントパーズのサイズ感を実際の目で緻密にチェック。

デジタル上のデザインが、3Dプリンターによってグレーの樹脂原形として形になりました。この段階で、実際のシトリントパーズと樹脂枠を重ね合わせ、サイズ感や石の収まりに狂いがないか、徹底的にチェックします。

ゴールドへの転換、そして職人の緻密な手仕事

樹脂原形での確認が終わると、いよいよ本番の素材である「K18(18金イエローゴールド)」へと鋳造(キャスト)されます。

K18イエローゴールドで鋳造されたペンダントの枠と、サイズを計測するために並べられた小さなメレダイヤモンドのルース群。
K18ゴールドで美しく鋳造された枠と、周囲を彩る高クオリティなメレダイヤモンド。

ゴールド特有の美しい輝きを持って仕上がってきた枠。ここに配置するメレダイヤモンドのデータを細かく取り、バランスを思案。今回は周囲に施す小さなダイヤモンドの直径や深さに合わせて、さらにCADデータと照らし合わせながら微調整を行います。

作業机の上で、工具を用いてK18ペンダント枠の内側を整え、シトリントパーズの厚みに合わせて調整する職人の手元。
シトリントパーズの厚みや個体差を考慮し、ゴールドの枠を職人の手技で精妙に調整。

鋳造されたばかりのゴールド枠は、まだ完全な状態ではありません。大粒のシトリントパーズには独特の「厚み」や傾きがあるため、石が最も美しく、水平に固定できるように、職人が手作業で枠の内側を削り、ミリ単位で整えていきます。

総数26ピース!眩いダイヤモンドの石留め

枠が完璧に整ったら、周囲を取り囲むメレダイヤモンドを配置していきます。

顕微鏡やルーペを使いながら、小さなK18の爪をタガネで一つずつ慎重に倒してメレダイヤモンドを固定する石留め工程。
総数26ピースのメレダイヤモンドを、職人の手で1つずつ確実に爪留めしていく様子。
周囲のメレダイヤモンド26石の石留めが完了し、中央にシトリントパーズを留める直前のK18ペンダント枠。
周囲のダイヤモンドセットが完了。いよいよ主役のシトリントパーズの石留めへ。

今回使用するメレダイヤモンドは、なんと総数26ピース! 顕微鏡やルーペを覗き込みながら、ゴールドの小さな爪をタガネで一つずつ、しっかりと均一に倒してダイヤモンドを固定していきます。衣服への引っかかりがないよう、触れたときの滑らかさにも神経を尖らせる、熟練の職人技が求められる工程です。

主役の命を吹き込む

26石のダイヤモンドが隙間なくセットされ、眩い光の輪が完成しました。ここまで来れば、いよいよ中央に主役である大粒のシトリントパーズを迎える準備が完了です。中央の石留めを慎重に行い、リメイクはいよいよクライマックスへ。

仕上げの洗浄と磨きが施され、ゴールドとダイヤモンド、中央のシトリントパーズが一体となって眩しく輝くペンダントトップ。
洗浄と丁寧なポリッシュ(磨き)を終え、光を浴びて神々しく輝くペンダント。

石留めがすべて完了した後は、ジュエリーに命を吹き込む最後のステップである「洗浄」と「バフ磨き(ポリッシュ)」です。製作中についた微細なキズを完全に取り除き、ゴールドと宝石が持つ本来の輝きを引き出します。

太陽のように華やかな、新しい私だけのペンダント

仕上げの磨きを終え、いよいよ最終のチェック段階に入ります。

ネックレスチェーンを通し、お客様が胸元に着用された大粒シトリントパーズとダイヤモンドのK18ペンダントトップ。
肌の上でまばゆい輝きを放つ、太陽のように華やかなシトリントパーズのペンダント。

完成したペンダントにネックレスチェーンを通し、実際にお肌に着けたときのバランスや、胸元での収まりの良さを入念に確認します。

仕上がった作品は、まさに「太陽」そのもの。明るく、エネルギーに満ちあふれた華やかな輝きを放ち、ご覧になったお客様も「あの石が、こんなに素敵に生まれ変わるなんて!」と大変喜んでくださいました。

製作のイメージとしてお客様にご覧いただいた「ローズクォーツバージョン」の優しく可憐な雰囲気とはガラリと変わり、シトリントパーズが持つビタミンカラーと18金ゴールド、そしてきらめく26石のダイヤモンドが融合したことで、非常に新鮮でゴージャスな逸品に仕上がりました。

引き出しの奥で眠っていた宝石が、これからはお客様の日々を明るく照らす主役として活躍してくれることを、エファーナ一同心より願っております。

大切な宝石の「宝の持ち腐れ」にお悩みの方は、ぜひ一度エファーナまでお気軽にご相談ください。あなたの想い出に、新しい輝きを添えるお手伝いをいたします。