【オーダーメイド製作記】タイで出会った非加熱ルビーが指輪に。3D技術で「イメージ通り」を!

お客様の薬指に美しく収まり、肌をトーンアップさせるように艶やかに赤く輝いているルビーリングの着用写真

はじめに:大切な石を託すときの「不安」を「大きな安心」に変えたくて

「パートナーが海外旅行や出張先で買ってきてくれた大切なルース(裸石)があるけれど、どうやって形にすればいいか分からない」 「オーダーメイドって、完成するまで実際の形が見られないからちょっと不安……」

そんなお悩みを抱えていませんか?眠らせたままにしておくのはもったいないけれど、大切な思い出が詰まった石だからこそ、デザイン選びで失敗したくないと思うのは当然のことです。

今回エファーナにご相談いただいたのは、旦那様がタイに出張された際に見つけ手に入れたという、非常に希少な非加熱ルビーのルース。奥様の「いつも身に着けられる素敵な指輪にしたい」という大切な想いを裏切らないよう、エファーナでは最新の3Dデジタル技術を用いた『完成形が目に見える安心のオーダーメイド』を行いました。一歩を踏み出すきっかけになるような、その感動の製作プロセスを余すところなくご紹介します!

第1章:0.1ミりの妥協もない、3D画像を用いたデザイン相談

リメイクの第一歩は、お持ち込みいただいた主役のルビーをじっくりと観察することから始まります。

白い背景の上にぽつんと置かれた、深く鮮やかな赤みと透明感を持ったクッションカットの非加熱ルビールース
旦那様がタイ出張で手に入れられた思い出の非加熱ルビー。ここから新しい物語が始まります。

オーダーメイドで一番迷うのが、リングアーム(指を通す輪の部分)のデザイン。イラストの二次元(平面)だけではボリューム感が分かりにくく、これが「完成まで不安」の原因になってしまいます。そこでエファーナでは、ヒアリングを元に3パターンの3Dデザインを作成し、画面上で見比べていただきました。

3D-CADのデジタル画面上に並ぶ、華やかなメレダイヤモンドの取り巻きで構成された3つの異なるリングアームデザイン
お客様との対話から立体化した3つの3Dデザイン案。実際の金属の質感をリアルにシミュレーションします。
中心のルビーと取り巻きパーツを取り除き、アームの形状違い(スリット・山型・絞り)をはっきりと露出させた3D-CAD画面
センターの石を取り除いた3Dデザイン。こうすることで、リング腕(アーム)の形状の違いが一目瞭然になります。

そこで、エファーナならではの工夫として、「センターのルビーをあえて取り除いた3D画像」をお客様にご覧いただきました。

第2章:デザインの決定と、パーツの「分解図」で見える安心

3つの腕を見比べた結果、お客様は一番軽やかでモダンさのある「スリット入りアーム」のデザインに決定されました。ここからさらに設計を深めていきます。

3D-CADソフトの設計画面で、スリットアームの幅や高さ、石座とのバランスを多角的なアングルから検証している画面
リング腕を見比べた上で、上部のルビーとリングの間にスリットを入れた軽快なデザインに決定!
プラチナの台座パーツと、取り巻きのメレダイヤモンドパーツ、そしてルビーが綺麗に分解されて並んでいる3D配置図
メレダイヤモンドの精密な配置図。3D画像での説明はとても分かりやすく、構造を深く理解していただけます。

さらにエファーナでは、周囲を飾るメレダイヤモンドがどのように配置されるかを、パーツを分解した3D画像を使ってご説明しています。

第3章:3Dプリンターによる実物確認から、本物のプラチナ枠へ

グラフィック上での確認が終わったら、データを3Dプリンターで出力する下準備(エラーチェック)を専用ソフトで行います。

3D Builderソフトウェアの画面上で、出力用にポリゴンメッシュが綺麗に修正されたリングの白い3Dデータ
3D Builderにて3Dデータのエラーを完璧に取り除き、3Dプリントの準備を極めて精密に整えていきます。
3Dプリンターの金属プラットフォームの上に、緑色の半透明レジンで立体出力された指輪原型のマクロ写真
3Dプリントが完成!本物と全く同じボリュームの樹脂原型を指に当て、形状の最終確認をしていきます。

そして、仕上がったデータを光造形3Dプリンターへと送り、実際のサイズ感を持った樹脂原型を出力します。

第4章:職人の手仕事による石留めと、感動の完成

樹脂原型での「完璧」を確認したのち、その原型を元にプラチナ(Pt)へと鋳造。そこから先は伝統的な職人技の出番です。顕微鏡を覗きながら、一石一石メレダイヤモンドを留め、最後に主役の非加熱ルビーを寸分の狂いもなくしっかりと石留めしました。

完成したプラチナ製の指輪。中央の鮮やかなルビーが、周囲のメレダイヤモンドの輝きに引き立てられて気品高く佇んでいる写真
3Dプリントした原型を元にプラチナ枠が完成し、すべての石留めを終えました。まばゆいほどの輝きです。
お客様の薬指に美しく収まり、肌をトーンアップさせるように艶やかに赤く輝いているルビーリングの着用写真
完成後、お客様のイメージ通りのジュエリーリメイクに、心の底から大変喜んでいただけました。

最高の仕上がりに、納品時のお客様の笑顔が何よりも輝いていました。

おわりに:あなたの引き出しに眠る宝石にも、もう一度光を

「オーダーメイドは敷居が高い」「失敗したら取り返しがつかない」――そんな風に諦めてしまうのは、本当にもったいないことです。エファーナでは、最新の3D-CADと3Dプリンター技術を用いることで、完成までの道のりをすべて「見える化」し、不安をワクワクする楽しさへと変える工夫を凝らしています。

あなたのご自宅の引き出しにも、旅の思い出のルースや、デザインが古くなって着けられなくなったジュエリーは眠っていませんか?「こんな風にデザインを比較してみたい」「実際の樹脂原型を触ってみたい!」と思われた方は、ぜひ一度、エファーナへお気軽にあなたのストーリーをお聞かせください。私たちが責任を持って、世界にひとつの「安心できる理想の輝き」へと仕立て上げます。