あこや真珠で「四合わせ(幸せ)」を紡ぐ。上品に輝くオリジナルの帯留めオーダーメイド製作記

シックな紫系の帯締めに装着されたあこや真珠とダイヤモンドの帯留め

「手元にあるあこや真珠を使って、着物に合わせる帯締め飾り(帯留め)を作りたいの」

長年ご愛顧いただいているお客様からのご相談は、本当に嬉しく、力が入ります。さっそく小さな袋から大切に保管されていたあこや真珠たちを作業トレイの上に優しく広げ、しばし思案……。じっくりとご要望やお持ちのお着物の雰囲気などをヒアリングさせていただきました。

白いトレートレイに並べられたさまざまなあこや真珠のルースと選定作業の様子
あこや真珠を広げて思案中。4つを合わせた「四合わせ(幸せ)」のデザインをご提案!

そこで今回ご提案したのが、あこや真珠を4つ合わせた「四合わせ=幸せ」の帯留めデザイン。 縁起の良い語呂合わせと、真珠が寄り添う可憐なフォルム。お客様にも「まあ、素敵!」と大変喜んでいただき、ワクワクの製作スタートです!

3Dデザインでイメージをカタチに

デザインが決まったら、まずは3D CADを使った立体デザイン(3Dデザイン)の制作から始まります。

平面のデッサンだけでは分かりにくい「厚み」や「帯を通したときの立体感」も、3Dモデルなら一目瞭然!お客様にも完成形をクリアにイメージしていただけるので、安心してお任せいただけます。

CAD画面に表示された帯留めの4面立体3Dデザイン図
3D CADによる立体デザインの作成画面

画面上でグルグルと360度回転させながら、細部のチェックを念入りに行います。帯締めがスムーズに通る金具のサイズ感や、真珠同士が美しく引き立て合う角度など、ミクロン単位で調整を重ねていきます。

4つのあこや真珠とゴールド台座の拡大3Dレンダリング画像
360度さまざまな角度から細部と立体感をチェック

熟練の技で宝石たちに命を吹き込む

デザインデータが完成したら、いよいよ実際の貴金属加工と石留め(セッティング)の工程へ。

今回の隠れた主役は、4つのあこや真珠の中心に配したキラリと輝くダイヤモンドです!真珠の持つやわらかな光沢の中に、ダイヤのシャープな輝きが加わることで、キュッと全体が引き締まり、格段に高級感が増します。それぞれの大切な宝石たちを、職人の手でひとつひとつ丁寧に固定していきます。

真ん中にダイヤモンドを配し、4つのあこや真珠が固定された真上からの写真
中央にダイヤモンドを配置し、宝石たちをしっかりと固定

ついに完成!「幸せ」を紡ぐ帯留め

丁寧な磨き上げを経て、ついにオリジナルの帯留めが完成いたしました!

ゴールドの帯通し金具と美しいあこや真珠が輝く完成した帯留め
上品な輝きを放つ「四合わせ」の帯留めが完成!

ふっくらとした美しい照りのあこや真珠4つと、中央で可憐に主張するダイヤモンド、そしてゴールドの金具が見事に調和しています。どこから見ても隙のない、上品で華やかな仕上がりになりました。

これからの出番が待ち遠しい、とっておきの一品

最後にお客様がお持ちいただいた大切な帯締めへ、さっそく差し込んでみました。

シックな紫系の帯締めに装着されたあこや真珠とダイヤモンドの帯留め
お客様お持ち込みの帯締めへセッティング。これからの出番が楽しみに!

深みのあるシックな帯締めの生地に、あこや真珠のやさしいホワイトピンクの輝きが映えて本当に綺麗です! 「これからの観劇やお出かけの出番がとっても楽しみ!」と、お客様も笑顔満開で喜んでくださいました。

大切な想い出の真珠が、新しい形となってこれからもお客様の和装ライフに寄り添い、たくさんの「幸せ(四合わせ)」を運んでくれますように。

当店では、お持ちの宝石や真珠を活かしたオーダーメイド・リフォームのご相談をいつでも承っております。「こんな風にできるかな?」というアイデアがございましたら、ぜひお気軽にお声がけくださいね!