母から受け継ぐダイヤモンドの指輪を、3通りの輝きを楽しむチャームピアスへ

まばゆい輝きを放つ完成したダイヤモンドピアスと、アシンメトリーに揺れる3本のチャームの全貌

代々受け継がれていく宝物には、それぞれの家族の温かい物語が刻まれています。しかし、「大切な人から譲り受けたけれど、デザインが少し古くて今のファッションに合わせにくい…」と、お気に入りのジュエリーをタンスの奥に眠らせてしまってはいませんか?

今回ご紹介するのは、お母さまから譲り受けたという、大変立派なダイヤモンドの一文字リングをピアスへと生まれ変わらせるリメイクのプロセス。お客様のイメージと、3Dデザイン最新技術・手仕事が融合した、製作を詳しくご紹介。

1. はじまりのご相談:眠っていた一文字リングに新たな命を

今回、お客様からお預かりしたのは、大粒のダイヤモンドが5ピース横一列に並んだ、クラシカルな「一文字デザイン」のリング。

お母さまから譲り受けた大粒ダイヤモンド5ピースが並ぶ立て爪の一文字
お母さまから譲り受けた、大粒ダイヤモンド5ピースの一文字リング。

まずは、指輪の土台となっている素材や刻印を細かくチェックです。

指輪の内側に刻印された「Pt900」および「1.10」の文字の拡大
プラチナ900(Pt900)と、ダイヤモンドの総カラット数である「1.10」ctの刻印。

2. 精密なデータ計測と3DCADによる最先端設計

お客様の新しいピアスへの理想やご要望が非常に明確でしたので、お聞きしたイメージをそのまま形にするため、早速リメイク作業へと進めていきます。まずは長年ダイヤモンドを支えてきた古い枠から、石を1ピースずつ丁寧に取り外します。

慎重にダイヤモンドが取り外されていくプラチナリング
リメイクの第一歩。大切なダイヤモンドを爪から丁寧に、綺麗に取り外す作業。

取り外した5石のダイヤモンドは、それぞれ独自の個体差を持っています。精密な計量器を使い、改めて一石ずつの重さやサイズを再確認。

取り外した5ピースのダイヤモンドを精密なキャラ計量器に載せて計測している様子
取り外した5石のダイヤモンドの再計測。合計で1.10ctの確かな輝き。

ここからがエファーナのこだわり。5石のダイヤモンドをどのように配置すれば最も美しく仕上がるか、サイズデータを元にじっくりと思案します。

5石のダイヤモンドそれぞれのサイズや特徴を細かく記録したデータシートとダイヤモンド
各ダイヤモンドの詳細データを抽出し、ピアスとチャームの配置を思案。

導き出したダイヤモンドの数値データを、今度は3DCAD(立体設計ソフト)へと入力。

パソコンの画面上に表示された3DCADによるジュエリーの設計・モデリング画面
計測したダイヤモンドの正確なデータを、最先端の3DCADシステムへ入力。

今回のデザインは、ダイヤモンドの周囲をすっきりと包み込む「伏せ込み(ベゼルセッティング)」。衣服への引っかかりがなく、デイリーに使いやすいモダンなスタイルをCAD上で構築。

3DCAD上で設計された、ダイヤモンドを優しく包み込む伏せ込み(ベゼルセッティング)枠の3Dモデル
ダイヤモンドの輝きを引き立てる、伏せ込み(ふせこみ)枠の設計プロセス。

画面上で、今回のリメイクの全貌を確認。メインとなる伏せ込みピアス2点と、長さの異なる3本のチャームという遊び心あふれるアシンメトリーな構成です。

3DCADで作成されたリメイクの全体設計図。メインの伏せ込みピアスと、長さの異なる3本の揺れるチャームの構成
ジュエリーリメイクの全体像。伏せ込み枠ピアスと、長さの異なる3つのチャーム。

3. 熟練職人の手仕事:プラチナへの命の吹き込み

デジタルでの精密な設計を終えると、次はリアルな技術による加工フェーズへ移ります。まずはCADデータ通りに、プラチナ製の美しい伏せ込み枠が形作られました。

3Dデザインを忠実に再現し、プラチナで鋳造・成形された美しい伏せ込みの枠
3Dデザインから形になった、プラチナ製の美しい伏せ込み枠。

続いて、この小さなパーツの裏側に、ピアスとして着用するためのポスト(針)を高温のバーナーを使って接合していきます。

プラチナの伏せ込み枠の裏側に、ピアスポスト(針)を高温のバーナーでロウ付け(溶接)している職人の作業風景
伏せ込み枠の裏側へ、ピアスポストを丁寧にロウ付け加工。

土台が整ったら、いよいよダイヤモンドを枠に留める繊細な作業です。地金を均一に寄せて、石を完全に固定します。裏側には高品質の証である「Pt900」が刻まれます。

ダイヤモンドが美しく石留めされ、裏側に「Pt900」と刻印されたプラチナ枠のクローズアップ
ダイヤモンドの石留めが完了。美しく刻まれたPt900のクオリティマーク。

これにより、まずはメインとなるダイヤモンドピアスの本体が完成!

シンプルかつ上品に仕上がったメインのダイヤモンド伏せ込みピアス一対
メインとなる、ダイヤモンドの伏せ込みスタッドピアスが完成。

4. 3通りのアレンジを楽しむ、こだわりの揺れるチャーム

今回のリメイクの最大の魅力は、残る3石のダイヤモンドを活用した「取り外し可能な3本のチャーム」。ピアスのポストに通すことで、その日の気分やシーンに合わせたアシンメトリーなコーディネートが楽しめます。

定規を用いて、チャームの長さが設計通りに仕上がっているか厳密に確認します。

定規を当てて、作製したチャームチェーンの正確な長さを測り確認している様子
仕上がったチャームの長さを、一本ずつミリ単位で最終確認。

3本のチャームチェーンは、それぞれ5cm、3.5cm、2cm。これですべての加工が完了しました!

加工が完了した5cm、3.5cm、2cmの長さの異なる3本のダイヤモンドチャーム
3本のチャーム(5cm、3.5cm、2cm)の加工がすべて完了。

5. 磨き上げ、そしてお客様の元へ:エファーナのまごころを添えて

全ての加工が終わったジュエリーは、最後の仕上げとして、鏡面ピカピカになるまで徹底的に磨き上げ。

まばゆい輝きを放つ完成したダイヤモンドピアスと、アシンメトリーに揺れる3本のチャームの全貌
全ての磨き工程を終え、最高峰の輝きを放つリメイクピアスの全貌。

リメイクされたジュエリーがこれから先もお客様の大切なパートナーであり続けるよう、オリジナルのカードを制作。

リメイクの記念となる、エファーナオリジナルの特製ケア・解説カードのデザイン制作
このリメイクの歴史と想いを未来へ繋ぐ、エファーナオリジナルカードの制作。

カードを綺麗にラミネートし、完成したピアスと共にお渡しの準備を整えます。

きれいにラミネートされたオリジナルカードとジュエリーを並べ、お渡しの準備が整った様子
オリジナルカードを美しくラミネートし、お客様へのお渡し準備が整いました。

おわりに

お母さまの大切な一文字リングが、アレンジで何通りもの表情を見せる、チャームピアスへと生まれ変わりました。これなら普段使いから、華やかなお出かけまで、いつでもお母さまの輝きを耳元に感じることができますね。

エファーナでは、大切な思い出が詰まったジュエリーに、新しい時代に寄り添うデザインと確かな技術で、再び眩い光を灯すお手伝いをしています。

「譲り受けたけれど使えていないジュエリーがある」 「今の自分に似合うデザインに変えたい」

そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度エファーナにご相談ください。あなたとご家族の物語を、美しいジュエリーの形で未来へと繋ぎます。