「NFT」
先日ラジオでも言っていましたっ。。。
あれって何？？
なんかよくわからないけど。
そんな会話から、もっとかみ砕いて もっとご説明。。
私も、コラムで”デジタル資産”でご説明した「NFT」。
←2021 5・25
【NFT】エヌ エフ ティー
これは、Non-Fungible Tokenと言って、「非代替性トークン」と訳されます。
もっと砕いていえば、
偽造できない鑑定書や所有証明書付きのデジタルデータで、暗号資産（仮想通貨）と同じブロックチェーン上で発行されます。
これは、デジタルの性質にも大きく関係してきます。
通常、
偽造と言えば、紙幣の偽造や絵、アートなどがありますが、
実は、厳密には完璧なコピーものは不可能なんです。
専門家が見れば判別できるもので、絵画においては筆のタッチ癖が違ったり、
版画も刷るたびに色の乗りが少しずつ変わってきます。
写真の現像においても現像者により微妙に違うものです。
しかし、
デジタルは、完全コピーが出来てしまうんです。
それはコンピュータが理解できるのは「0」と「1」の言語。文字や数字、色なども全てコードで表現（作られ）ているから
それをそのまま真似れば、完全コピーが出来てしまうんです。
ここで勘違いしやすいのは、コピー防止の技術ではないということ。
ブロックチェーンの技術（すべての操作を公開）を使って
デジタル（文字や絵、アート）に 絶対に偽造できない証明書（＝NFT）を付けることにより
そのデジタルが唯一無二のモノだと証明できるのです。
また、大きな特徴の一つが「利益の分配」。
デジタルデータなので転売（所有者が変わる）ごとに作者に利益が還元されるプログラムを組み込める事。
これは大きな仕組みで、
例えばあなたがデザインし販売したジュエリーが、誰かの手に渡り
後々プレミアがつき高値で取引されても あなたにはその上昇（プレミア価格）には恩恵がありません。
それが、
NFTだと元の製作者（デザイナー）にも利益還元できる仕組みをプログラム出来るということです。
デジタル環境、また、デジタルデータでお仕事をしている方にとっては希望の技術になってきます。
デジタル作品をネット上に発表すれば際限なくコピーは簡単で、その先のことは管理が出来なかったのですが
この仕組みでようやくクリエータにも恩恵が受けられるというものです。
因みに、デジタルジュエリー®デザイナーもデジタルでジュエリーをモデリングします。
その3DデータもNFTにすれば、今後、新たなNFTジュエリーデザイナーが生まれてくることも考えられます。
ジュエリーという現物の販売に加え、3Dデザインをしたジュエリーも販売できるので
今後は、新たな分野でNFTジュエリーデザイナーが生まれてきますね！
●デジタルジュエリー®デザイナーになるには…
Leave a Reply