第44回業界新聞担当コラム;SDGs×ESG

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1947年(昭和22年)より発刊している香川県拠点の老舗新聞社なんです。

  もう70周年を優に超え既に893号! 編集長の長谷川 修一氏はいわば この業界の”生き字引ってところです。


第44回業界新聞担当コラム;SDGs×ESG。

 

環境汚染、貧困や差別…我々が直面する課題は、SDGsの掲げる旗のもとここにきて急速に動き出しました。

 

SDG’s(※1);2015年9月、国連加盟国により採択された「誰一人取り残さない」あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処しながら2030年までに達成すべき17の持続可能な開発目標(SDGs)のこと。

 

一つ一つはとても大きな目標ですが、より良き世界を実現するために真の行動が求められ、その行動は国や地域さらには企業へと向かい、つまるところ一人一人に大きく関わってきます。

社会はSDG’sになったけれど我々自身はSDG’sになったのか?まずはそこに問いかけることから始めれば社会的貢献に関われるはずです。私どもは貧困問題を意識しチャイルドスポンサーとして最貧国の1つと言われるアフリカ、マラウイの女児へ、またネパールの男児を成人になるまで支援してきました。定期的に届けられる成長過程はもはや身内同然で、遠くて近い二つの国になりました。また、日常の意識としてゴミを捨てる時ぎゅっと絞って水気を取ることを心掛けています。それは以前、焼却炉にどんどんゴミが入れられるとき水気が多いものが後から入ると全体の温度が下がり、さらに燃料が必要になると聞いたことでイメージが湧いたからです。何気ない事が実は社会の大きな問題だったと気付く事はよくあるもので、小さな行動の積み重ねはいつしか大きな流れを生み出す原動力となりSDG’sに通ずると実感します。

また我々デジタルジュエリー®協会も組織として起こせる変革が大いにありそうです。斎藤会長を筆頭にSDG’sに沿った組織つくりの意見を活発に出し合い各企業の活動に加え、無駄を洗い出しシェアの精神が根ずく社会に貢献していこうとしています。これからの企業や組織も業績プラス「環境問題への取り組み」「地域社会への貢献」「従業員への配慮」「法令順守の企業活動」などESG(※2) 課題に前向きに取り組まなくてはなりません。

最近のニュースでもあったように学校改革も盛んに論じられ、文科相は「令和の日本型教育実現…」とSDG’sを学校教育に取り入れる動きが始まってきました。高等学校においてはSDG’sといった現代社会や地域の課題に取り組む新学科が開設され、ITC(情報通信技術)を活用した対面とオンラインの「教育のハイブリッド化」も進められてきます。私が関わっている香川大学教育学部附属高松小学校においても既に児童一人一台のデジタル端末の配備が完了し少人数学級とITC(情報通信技術)の活用によって細かな指導が可能になっていました。

SDG’sが掲げられ数年がたっていますが、この「令和の教育」を受けた世代が社会人になるころにはそれぞれの目標が達成され、よりよい世界が実現されていることでしょう。

※1;SDG’s(=Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)

※2;ESG(enviromental;環境・social;社会・governance;企業統治)

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