ダイヤモンド3ピースを3本のシンプルリングへ|3DCAD設計×3Dプリント試作のジュエリーリフォーム事例

ダイヤ3ピースを再活用した3本リングの完成(重ね付け)

「思い出のダイヤは活かしたい。でも今のデザインのままだと着けない…」
今回のご依頼は、お預かりしたリングから取り外したダイヤモンド3ピース(四角・長方・丸)を再活用し、3本のシンプルリングとして重ね付けも楽しめる形へ仕立て直すジュエリーリフォームです。

3DCADで全体バランスを整え、3Dプリントで試作確認→必要な修正→石留・仕上げまで、工程を追ってご紹介します。


ご相談内容

  • お預かりリングのダイヤを再活用したい
  • できるだけシンプルに、普段使いしやすいデザインへ
  • 3本を重ねると、幅広リングのように一体感が出ると嬉しい

STEP1:再活用するダイヤ3ピースを確認(四角・長方・丸)

まずはリングからダイヤモンドを取り外し、形状・サイズ・留め方の方向性を確認します。今回は四角(角)/長方/丸の3種類を、それぞれ別々のリングとして成立させるのがポイントです。

リフォーム前のお預かりリング(ダイヤ付き)
リフォーム前|思い出のリングからダイヤを再活用します

STEP2:3DCAD設計|3本で「ピタッ」と重なるバランスへ

3本リングの狙いは、単体でも使えるシンプルさを保ちつつ、重ねたときにズレずにまとまって見えること。3DCAD上で、リング幅・厚み、石座の位置、3本を重ねたときの段差や干渉を確認しながら設計します。

それぞれ違った形のダイヤモンドリングのデザイン案
ダイヤモンド…3つの違ったカットのリング

重ねると☟

3本リングを重ねたときの一体感イメージ
設計イメージ|3本がズレにくく、まとまって見えるバランスへ

STEP3:稼働テスト&テストプリント|3Dプリント前に状態を整える

3Dプリンタはジュエリー製作に欠かせない相棒。安定した出力のために、定期的なメンテナンスとテストプリントで状態を整えます。

3Dプリンタのメンテナンス作業の様子
安定出力のため、メンテナンスで状態を整えます

STEP4:3Dプリント試作→形状確認→ダイヤを仮セット

出力した試作からサポートを外し、全体のプロポーション、指あたり(着け心地)、石座(留まり)の安全性をチェック。さらに実際にダイヤを仮セットして、爪の長さ・かかり具合・揺れの有無などを確認し、必要があればCADへ戻して微調整します。

3Dプリントのテスト出力で状態を確認
テストプリント|出力状態を確認してから試作に進みます

角ダイヤを試作に仮セットして爪を確認
仮セット|角ダイヤの座りと爪のかかり具合を確認します

ラウンドダイヤ仮セット(2点留めの確認)
仮セット|ラウンドは2点留めの安定性を確認します

STEP5:石留と仕上げ|長方→角→丸(2点留め)

石留は順番に進め、最後まで安定性と見た目を両立させます。

  • ①角ダイヤ:四隅の爪のかかり具合を丁寧にチェック
  • 長方形ダイヤ:座の当たりと見え方を整えながら石留
  • ③ラウンド2点留めで、爪をしっかり倒して揺れないよう石留

角ダイヤの石留工程(四隅のかかり確認)
石留①|四隅のかかりを丁寧に整えて固定します

長方形ダイヤの石留工程(固定の確認)
石留②|長方形ダイヤから順に石留を進めます

ラウンドダイヤの2点留め石留(揺れ防止)
石留③|2点留めで揺れを抑え、安心感のある留めへ

石留後は、磨き・角の整え・肌当たりの仕上げを行い、日常使いしやすい質感へまとめていきます。


完成|3本重ねると幅広リングのように一体化

3本を重ねると、ピタッと重なって幅広リングのような存在感に。
それぞれ単体でも使えるため、シーンや気分で付け方を変えられるのも魅力です。

ダイヤ3ピースを再活用した3本リングの完成(重ね付け)
完成|3本を重ねると幅広リングのように一体感が出ます

よくあるご質問

Q:ダイヤの形がバラバラでも、まとめてリフォームできますか?

A:可能です。四角・長方・丸など形状が違う場合でも、3DCAD設計でバランスを整え、試作で干渉や着け心地を確認しながら進められます。

Q:試作は何回くらいしますか?

A:デザインや石の状態によります。まず1回試作し、必要があれば修正して再試作、という流れで最適化していきます。


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「この石でも同じようにできますか?」「費用感だけ先に知りたい」など、短いご質問でも大丈夫です。
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  • リング全体(正面・横から)
  • 石のアップ(可能ならピントが合うように)
  • 刻印(内側がある場合)

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