【究極のフルエタニティ】40石・4.5ct超のファンシーシェイプダイヤが躍る!3D-CADと職人技で挑むランダム配置のプラチナリング製作

プラチナで鋳造され、入念に磨き上げられたアームにすべてのダイヤモンドが留められた製作終盤のリング

当、エファーナ史上でも、最高峰の情熱と最先端のテクノロジー、そして極限の技を注ぎ込んだ、特別なオーダーメイドリング案件。

ジュエリーがお好きな方なら一度は憧れる「フルエタニティリング」。指輪のぐるり一周すべてに宝石が途切れなく並ぶその姿は、永遠の輝きの象徴です。しかし、今回私たちが挑んだのは、通常の均一なダイヤが並ぶエタニティとは全く異なります。形状もサイズも、そしてカラーさえも異なる、個性豊かなダイヤモンドたちをランダムに敷き詰めるという、究極のフルエタニティです。

総勢40ピース、4.5カラットアップの出会い

パケやケース内に並べられた、マーキス、ペア、エメラルドカットなど様々な形状・カラーのファンシーシェイプダイヤモンド総勢40ピース
圧巻の輝き!形状もサイズも異なる40ピース(4.5ctup)のダイヤモンドから物語が始まります。

中央に鎮座する圧倒的な存在感のピンクを帯びたマーキスカット、可憐なしずく型のペアシェイプ、知的なエメラルドカットに、温かみのあるオーバルカット、そしてスクエア……。 その数なんと、総勢40ピース。合計で4.5カラットを超える、ファンシーシェイプダイヤモンドのコレクション。

「この個性豊かなダイヤたちをすべて使って、サイズ14番のフルエタニティリングを製作」

それがお客様からの特別なリクエスト。それぞれの石が一番美しく見える角度で、かつ指輪の一周を綺麗に埋め尽くす。言葉にするのは簡単ですが、形がバラバラの石を隙間なく、かつ高さや指あたりを揃えてリングにするのは、至難の業。ここから、デジタルとアナログを駆使した製作が始まります。

3D-CADの空間で、1石ずつの特等席を築く

この高難度の設計に必要不可欠なのが、3D-CAD(立体設計)の技術です。

D-CADソフトの4面画面で、個々のファンシーダイヤに合わせたシャトン(石座)を構築しリング状に組み立てている複雑な設計図
気の遠くなるような緻密さ。一石ごとに専用のシャトンを設計し、サイズ14番のリングへと組み立て。

まずは40ピースすべてのダイヤモンドの縦、横、厚み、プロポーションを測定してデータ化します。そして、サイズ14番の真円のラインの上に、一石ずつ配置していくのですが……これが本当に気の遠くなるような時間を要する作業となりました。

なぜなら、普通の指輪のように同じ枠をコピーして並べることは一切できないからです。丸いダイヤ、細長いダイヤ、角のあるダイヤ。それぞれに合わせて専用の石座(シャトン)をその場で一つひとつ手作業で構築し、パズルのように組み合わせていきます。「ここにマーキスを持ってくると隣のペアシェイプとぶつかってしまう…」「この角度に変えれば、隙間が綺麗に埋まるかも!」と、画面と格闘しながらシミュレーションを重ねていきました。

なめらかな着け心地を叶えるための「枠の抽出」

見た目が美しいだけでなく、ジュエリーとして毎日快適に身につけられる“指馴染みの良さ”は絶対に妥協できません。

3D-CAD画面上で、配置されたカラフルなファンシーダイヤモンドデータをサイドへずらし、精密なプラチナ枠データのみを抽出した立体モデリング
なめらかな指あたりを追求。宝石データをずらし、複雑に絡み合う枠の整合性を極限までチェックします。

表面はランダムで凹凸のあるドラマチックな表情に仕上げつつも、指に触れる内側のラインはなめらかな真円でなければなりません。また、隣の指への引っかかりを最小限に抑えるため、CAD上で宝石たちのデータを一度サイドへずらし、残された地金の「枠(シャトン)」だけの構造を徹底的に抽出・検証。 複雑に絡み合う地線の太さや、爪の強度を極限まで計算し尽くし、デザインをより洗練されたものへと昇華させていきます。

エラーのない完璧な原型から、実物のプラチナへ

こうして完成した超複雑な3Dデータは、最終チェックの工程へと進みます。

Windowsの3D Builder画面にインポートされた、エラーのない完璧なリング枠の3Dプリント用造形データ
最先端テクノロジーとの融合。「3D Builder」で微細なエラーを取り除き、実物の原型プリントへ。

データが細かくなればなるほど、目に見えない3D上のエラー(面のはらみやデータの隙間)が起きやすくなります。そこで「3D Builder」というソフトウェアを用いてデータを入念にクリーニングし、エラーを完全に取り除きました。クリアした完璧なデータを出力し、最先端の3Dプリンターによって超精密な樹脂原型が誕生。この原型をもとに、いよいよプラチナ(Pt)への鋳造(地金化)の工程へと進みます。

石留めと最終研磨

プラチナとして命を宿したリング枠は、ここから伝統的な手仕事の領域へ戻ります。

プラチナで鋳造され、入念に磨き上げられたアームにすべてのダイヤモンドが留められた製作終盤のリング
プラチナへの鋳造を経て、ついに全ての石留めが完了。職人の技で一本の生命体へと磨き上げられます。

鋳造から仕上がったばかりのプラチナ枠はまだ曇っています。顕微鏡を覗きながら、入り組んだ細部まで入念に、一本一本の爪や座を磨き上げていきます。 そして、いよいよ40ピースのダイヤモンドたちを枠へと収めていく「石留め」へ。それぞれのシェイプが持つ一番美しい輝きの角度を手の感覚で確かめながら、タガネでプラチナの爪を優しく、かつ強固に倒していきます。すべての石が留まった瞬間、アトリエ全体がダイヤの眩い光で包まれるようでした。

どこから見ても主役。世界にひとつのフルエタニティ

そしてついに、すべての工程が完了し、世界にたった一本の指輪が完成いたしました。

あらゆる角度からファンシーシェイプダイヤモンドがランダムに眩い光を放つ、完成したプラチナ製フルエタニティリング
どこから見ても主役の輝き。ランダム配置が生み出す、唯一無二のフルエタニティリングがここに完成です。

いかがでしょうか!ランダムだからこそ生まれる有機的でエネルギッシュな輝き。 指を動かすたびに、ある角度からはシャープなマーキスが、また違う角度からは瑞々しいペアシェイプが光を捉えて、万華鏡のように表情を変え続けます。プラチナの上品な重厚感と、4.5カラットアップのダイヤモンドたちが起こす奇跡のハーモニー。どこから見ても、どの瞬間を切り取っても完璧な主役の風格です。

お渡しした瞬間、お客様が指につけて何度も手を動かしながら「想像以上の輝きです……!」と見惚れてくださいました。

大切な宝石たちに、最先端の技術と溢れる情熱で、これ以上ない特等席を用意する。 エファーナでは、お客様の大切な想いと宝物を、世界で一番輝くカタチにするためのお手伝いをいつでもお待ちしております。ぜひ、あなただけの特別なストーリーを私たちに聞かせてくださいね。