業界新聞コラム 2019.7/25号

by デジタルジュエリー®

第27回コラム;少しづつ、また大胆に新しいことに挑戦。

第四次産業革命を加速させるために世界最大級の3Dプリンティングセンターがスペインのバルセロナに完成ー。

そんな大きな見出しで発表されたのが先月の事。

あらゆる産業分野においてデジタル環境の事業展開は急加速しています。

これは、コンピューター機器関連企業のHP(ヒューレットパッカード)社が産業構造を強力に変革する挑戦で

自動車業界最大手Volkswagen、多国籍企業のSiemens等々3Dプリントは原型製作、形状確認から最終製品を実用化にメタル3Dプリント開発に取り組み始めています。


世界をけん引するHP社のスローガンはインベンション(=発明)。何もないところ”0”から生み出す事を得意とする企業。

しかし我々にはちとばかし大きな目標です。

これまでのやり方を少しづつ、または大胆に変え新しい商品やサービスの開発に取り掛かること=イノベーション(技術革新)なら出来そうです。


3Dプリンタを軸にデジタルメイキングに特化したデジタルジュエリー®協会のメンバーは現在準備中も含めると全国8県に存在します。

ジュエリーCADによるデザイン、3Dプリンターで出力し形状確認&サンプル試着、パソコン・スマートフォン・タブレットでの360度のデザイン確認、

アプリでバーチャル試着を可能にした革新的なジュエリーメイキングを展開します。

 

2019年1月に山形県、6月には千葉県、香川県とこれまで3県、各々の県知事から「経営革新計画」承認を受けています。

「経営革新計画」とは、中小企業が新たな事業活動に取り組むことにより経営の向上を図る計画のことで、中小企業新事業活動促進法に基づき、

国や都道府県知事の承認が行われます。

 

メンバーはデジタルジュエリー®協会のノウハウを基にやり方を少しづつ、または大胆に変え
デジタル化を取り入れ、地元においてイノベーションを発揮しています。


経営戦略で言うならばポジショニングアプリローチ。新規性・独自性の強みを活かし業界の中で自社をうまく位置づけ、資源ベース戦略論と掛け合わすことで他社にない優れた経営資源や組織能力を活かす。

”カン”と経験で突き進むには不安定になってきた今、第四次産業革命のジュエリービジネスにおいても、3DプリンタやIT(ICT=Information & Communication Technology)を積極的に取り入れ恩恵のあるビジネス展開をしていく時がやってきました。


“業界新聞”

(※業界新聞社;香川県坂出市駒止町2丁目5番43号/TEL・Fax;0877-46-5384/編集発行人;長谷川 修一)

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