第47回業界新聞担当コラム;デジタル資産

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1947年(昭和22年)より発刊している香川県拠点の老舗新聞社なんです。

  もう70周年を優に超え既に896号! 編集長の長谷川 修一氏はいわば この業界の”生き字引ってところです。



デジタル資産

今年のゴールデンウィークも自宅で過ごすステイホームが呼びかけられました。

去年の今頃、さすがに一年後には人類が知恵を絞りこのウイルスをなんとかしているじゃないかと思っていましたが

まだなんとも出来ていない、しているんだけれどどうにもならない状況が続いています。

そういった中、ショップにいても客足は見込めないと想定し、私はジュエリーの3Dデータ製作に費やしておりました。

というのもここ数か月に沸いたNFT(※1)の話題があったので、この連休を利用したかったのです。


twitter創業者の初ツイートに3億円以上の値が付いたこと、またデジタルアートで75億円…

さらには日本人VRアーティストの作品が1300万円。


通常、データは公開されると際限なくコピーで増やせ改ざんも容易にできますが、このNFTの技術を使えばデジタル空間の無法地帯は秩序ある仕組みに整えられ、それによりクリエータは権利を主張し守られます。

さらには、安心して作品を発表し安全かつ付加価値を付けた取引きに希望をもたらし転売されるごとにクリエータにロイヤリティを発生させることも可能になります。

テレワークなどデジタル環境でのお仕事が広がる中、スマホやPCの画面越しにお化粧してくれるビューティーアプリの如く、ジュエリーデータもバーチャル試着用の購入も可能性が出てきました。

まだ、想定外の懸念や問題点は残るものの、xR(VR・MRAR(※2))といったテクノロジーと融合し、デジタル空間により確かな居場所が作られてくるのも時間の問題です。

デジタルデータは、あなたの時間と労力で生み出せる大きな可能性を秘めたもので、今後一層、良質なコンテンツがデジタル空間に集まり

それを利用できる人材になれるか、生み出す側に回るか、その世界を想像できるかどうかはあなた次第です。

実はこの一年で人類が知恵を絞ぼりウイルスへの対抗策を構築したのはデジタル空間の経済圏かもしれません。

”テクノロジーはサイエンスと共に進化する” さぁ、希望をもって今日もデータ作製に没頭です。

※1;NFT(Non-Fungible Token;非代替トークン)デジタルコンテンツ(写真や動画、アートなど)の「本物」をブロックチェーン上の記録を通し、「唯一無二」であることを保証する技術で、そのデータをプログラムすることで収益化も可能になり、コピーが出回っている作品でも自分が「本物の所有者」ということを明らかにできるというもの。

※2;xRは 仮想現実(VR)・複合現実(MR)・拡張現実(AR)の総称。

 

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