“業界新聞”担当コラム手もとに届きました。
今月はこのお題です。
‐ジュエリーを3Dでデザインする‐
ジュエリー;それは、美しさを表現する装飾品―3Dでデザインすることは自然の流れでしょう。
”イメージ”で捉えるデザイナー、”作り”を考慮する職人。異質が交わるそこには摩擦が起きるもの。
デザイン画に於いて、見えていない部分をどう職人に伝え、それをどう作り上げていくか…
「ここをもう少し細く」、「もっと摺って繊細に」、しまいには「そこをシュッと」などと擬音の指示まで飛び出てきます。
デザイン画とにらめっこしながらも そう簡単にはいかない。
イメージを伝えるには、やはり詳細な”絵”が必要となります。
デザインした本人がつくり手となるならまだしも、それを伝え製作してもらうから。
細部までイメージ出来ていなければその部分は当然、つくり手のセンスに頼らざるをえません。
お任せの部分って意外に難しいものです。
はっきりとしたイメージがあれば、この最大の難関は”3Dでデザイン” することで解決されます。
それは、デザイン画の役割を超えた まさにクラフトノウハウの上に成り立った3Dデザイン画=モデリングだから。
故に、デザイナー本人が作り手となりイメージを組み立てジュエリーを作っていることと同じ。
不器用だからとか、ヤスリやバーナーなど工具の使い方には関係ありません。
そこには、他のテイストが入込む余地など無く、あなたのデザインには妥協点がない。
職人とのやり取りで「難しい」、「わからない」、「出来ない」などが一瞬で解決。
ジュエリー製作において、こんなにやりやすいことはないでしょう。
もちろん、これはジュエリーCADの操作が出来てのお話。
確かに最初は、少なからず覚えることもあり誰だって難しく感じるものです。
完璧じゃなくても全く問題ありません。むしろ、完璧に操作覚えるよりもっと大事なことは、とりあえず一歩を踏み出し挑戦してみること。
すべては、そこから広がっていくものです。
また、これまでジュエリービジネスに取り組んでこられたことを考えれば、”作り”の事もなんとなくわかってくるはず。
少量、多品種そして、”Made for you”が一番得意な”3Dプリンタ”。
「モノづくり」の中心的役割を果たしてくるであろう”3Dプリンタ”。
これらを組み合わせ、ジュエリーを3Dでデザインする事は、ジュエリービジネスに新たな展開をもたらすと感じます。
※JCAD3とは、、山梨県の地場産業振興の研究開発事業で山梨
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