第31回業界新聞コラム;創造的破壊

時計、貴金属、メガネ業界の最新情報をいち早く 全国に発信している ”業界新聞”

1947年(昭和22年)より発刊している香川県拠点の老舗新聞社なんです。

  もう70周年を優に超え既に878号! 編集長の長谷川 修一氏はいわば この業界の”生き字引ってところです。



第31回コラム;創造的破壊

「従来の延長上こそが恐怖でそこには答えは存在しない。」

新たな挑戦で突き進むことは結果的に既存のビジネスを破壊することにつながり、ついには創造的破壊を意味します。

チェコの経済学者シュンペーターが提唱した言葉が時代を象徴し始めました。

ほぼすべての産業が、デジタル化によって成り立ち不可逆的で巨大な影響を与えるのも時間の問題です。

そこでキーワードとなるのがジュエリー業界の頭でデジタルを考えるのではなく IT業界の頭でジュエリービジネスを考える事が重要となってきます。

これまでの流れで既存のビジネスにどうデジタルを組み入れるかでは「延長」「延命」でしかなくテクノロジー目線の出発点が必要になってくるという事です。

もはやジュエリービジネスは我々だけのモノだけじゃなく、身軽でしがらみのない新規参入者はすべてこの目線でやってくるからです。

 

アマゾンは、本という物理的なものをクラウド(仮想空間)に無限の本棚を用意し並べています。

ロングテール効果(インターネットを介し販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えることで潜在顧客を獲得し売上げを伸ばす)

は既存の本屋さんでは実現できないビジネスモデルで創造的破壊の代表格です。

いうなれば世界最大の本屋アマゾンはテクノロジー企業という事です。

コンピューター革命が始まって 60年、マイクロプロセッサーが発明されて 40年、インターネットが立ち上がって 20年

あらゆる業界の経営者はテクノロジー革命が到来することを当然のこととして見据えておかなくてはならないでしょう。

 

テクノロジーを武器にしたデジタルジュエリー®

デジタルジュエリー®協会の会員である株式会社ベルティサイトウ(山形県)は先日の「IJT東京国際宝飾展 秋」において東日本ショップ大賞、経営革新部門を獲得しました。

この賞は、縮小した国内においても独自の特色を出し成長している宝飾店でそのアイデアや情報を共有することで日本全体のジュエリー市場を底上げをすることを目的としているものです。

また経営革新部門とは、接客に3DCADでジュエリーをデザインし、その場で3Dプリント、更にはスマホのアプリでバーチャル試着する新しい手法です。

ジュエリーCADは通常工場間でのやり取りでデザイナーがオペレータに指示をしてデータ作成の工程に続きますが今やショップに於いてこそ

コミュニケーションツールとしてデジタルの力をフル活用できる時が来ています。

デジタル機器を用いテクノロジーをフル活用した商売の形はまさに「創造的破壊」と言えるでしょう。

「流れが変わってきた」から「完全に変わっている」

いつの間にか世の中にデジタル化が浸透している現実はもう既に時代が変わっていることを意味しています。

どうなるかわからない…ただ真っ直ぐこの延長線上を行っても未来はなく、その未来の無い道に向かうのを只々暗い気持ちで進むのは自己破壊そのものです。

デジタル化に対応する必要な教育やスキルを貪欲に吸収し身に付けることはもはや必須といえるでしょう。



“業界新聞”

(※業界新聞社;香川県坂出市駒止町2丁目5番43号/TEL・Fax;0877-46-5384/編集発行人;長谷川 修一)

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