第22回;非営利型一般社団法人 障害者・高齢者 3Dプリンタファクトリー(業界新聞コラム)

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1947年(昭和22年)より発刊している香川県拠点の老舗新聞社なんです。

  もう今年で70周年で既に869号! 編集長の長谷川 修一氏はいわば この業界の”生き字引ってところです。



第22回;非営利型一般社団法人 障害者・高齢者 3Dプリンタファクトリー

「3Dジュエリークリエータというお仕事;障害者のための勉強会2019

という題目で、先月22日都内渋谷にてセミナー講師させていただきました。

”障害を持つ方の新しい「Fabっぽい」働き方づくりにチャレンジ”

と副題でもあるようにデジタル環境を活用した障害者の働き方改革といっても良いかもしれません。

私は、会社経営の傍ら「非営利型一般社団法人 障害者・高齢者 3Dプリンタファクトリー」の監事役をいただいております。

この社団法人は、代表理事である三野晃一氏が3Dプリンタの可能性を見出し地元香川に於いて2013年から活動を始め、17年法人化した団体です。

障害者・高齢者など主に身体機能にハンディを持つ方々が、自ら3Dデジタルものづくりを知り・学び・活用することでQOL(生活の質)の向上を

本人主導の実現(=障害者・高齢者3Dプリンタファクトリーモデル)の啓発・普及を推進。

これにより個人事業主として自立可能な新しい働き方、仕事のある生活、そのままが価値を生み出す仕組みづくりを行っています。

そして昨年春、さらに活動を広げるべく三野氏の東京への拠点移住で「IoTとFabと福祉※1」の東京窓口となり、今開催の運びとなりました。

※1;一般社団法人たんぽぽの家が主宰し、2017年より全国各地で進めている福祉×現代技術の実験的なプロジェクト。

幅広い技術を活用し仕事や働き方、また心地よい暮らしを生み出すことで新しい福祉と技術の関係づくりを目指している。

 

身体的障害があっても可能な働き方として、3Dジュエリークリエータは今後注目されると思います。

指先でキーボードを打ち、マウスさえ握ることが出来れば、ジュエリーCADは容易に操作できるものです。

本来、ジュエリー製作といえば炎を使う熔解工程、力が必要なローラーやトンカチでの作業、そしてヤスリやルーターでの細かい作業も加わりますが、

ジュエリーCADでのデザインは立体でのモデリングなので、職人工程を一気に飛び越えクリエータという新たな職種と成り得ます。

さらに、3Dマーケットプレイスと呼ばれるweb上のビジネスモデルは、アップロードしたデザインの製品化は全て任せ、販売時には設定した利益だけを受け取ることが出来ます。

社会的弱者と思われてきた障害者は、デジタル環境の恩恵をフルに活用し「Fabっぽい」働き方にチャレンジ出来る時期に来ています。

予定の時刻を過ぎ、最後は駆け足となってしまいましたが、頂いた多くの質問には参加者の興味を窺い知る事が出来たセミナーとなりました。

 

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